中学生の時期は急激に骨格が成長するため、関節痛を引き起こしたり、骨格の成長に筋肉が追い付かず故障につながりやすいという特徴があります。これは、筋肉を鍛えるだけでは回避できません。オール駒込の指導者には医療従事者もおり、オーバーワークにならないように注意しながら現状にあった指導をしています。
「自我」が強くなる中学生は、自分が納得できない指導に反発したり、「大きな声でのあいさつや返事を恥ずかしい」、「一生懸命はカッコ悪い」と考えたりすることがあります。オール駒込の練習では、今の自分に必要なことを自分で考えた自主練習ができるように指導し、「高校野球に対応できる準備」をしています。
例えば、父兄がグラウンドまで道具を運んだり、車で現地まで連れて行くことが当たり前だと思う子が増えている気がします。自分達で荷物を運んだり、自分達の力でグラウンドまで行ったりして大変な経験もしてみないと、父兄がどれだけ助けてくれていたのか理解できないと思います。自分達が野球に打ち込めるのは、いろいろな人の支えがあるからこそ。これを分かってほしい。
中学生に野球を教える上で、一人の人間として向き合うことを大切にしています。ちゃんと自分で考えて行動できるようになってほしい。そして、自分の考えを言葉で伝えられるようになってほしい。
中学校の3年間で心も体も大きく成長します。小学生の時に体が小さかった子がぐんと大きくなったり、控えの選手だった子がどんどん上達することは珍しいことではありません。その逆もしかり。
過去に、人数に恵まれずなかなか試合に出場できない代がありました。しかし、その子達はできることを真面目に取り組んでいました。中学生が一生懸命頑張っている姿をみていると、「自分も負けてられない、頑張ろう」という気持ちになりました。
自分の気持ちを引っ張ってくれたのは、「野球が好き。純粋に野球が上手くなりたい」という子供達の思いだったと思います。
準備万端で試合に臨むためには、練習に連続性を持たせないといけません。練習の連続性とは、先週の練習での課題が何であったかを自分で考えて、課題を解決するための努力をして今週の練習に挑むということ。監督やコーチの指示だけでなく、自分で課題を見出して練習するということ。
選手の力は五分五分で試合に負けたら、それは監督の責任。”監督の采配が勝敗を分ける”そういう勝負がしたい。楽しんで練習をするのはOK。でも楽はしちゃダメ。人としても強くなってほしい。
主な在学中学校 :文京区(第九中学校、文林中学校、第八中学校、本郷台中学校、第一中学校、第十中学校)
区外(台東区立、荒川区立、その他)の選手もいます。
活 動 日 :土曜、日曜、祝日
活 動 場 所 :第九中学校校庭、神明公園、六義運動場、都立公園野球場、荒川河川敷、江戸川河川敷
部 費 :1カ月2500円
保 護 者 当 番:炎天下での練習・試合の日には熱中症防止の観点からその都度お手伝いを募集します。